生活習慣に潜む危険因子

アルコールについては、日本酒だと、1日1合程度であれば、HDLコレステロールの値を高める作用がありますが、 多量に飲酒をすると、中性脂肪の値を高めて、脳卒中を発生させる率も高まります。そのため、そのような人は、血圧が上がって、高脂血症や糖尿病などを悪化させてしまう恐れがあります。また、喫煙によって、HDLコレステロール値を低下させたり、 血液の粘度を高めて固まりやすくしたりします。また、性格的に攻撃性の強い人などは、 穏和な人と比べて、ストレスを感じやすいようです。

喫煙は、ニコチンによって、血小板を凝集させて、動脈の中膜を増やしたり、血中の脂肪が血管の壁に沈着しやすくしたりします。また、運動不足は、肥満を深刻化させ、動脈硬化を発生させる恐れもあります。さらに、穏和な人に比べて、狭心症を発生させる確率が7倍も高いそうです。

ストレス状態が続くと、高脂血症や高血圧症、さらに糖尿病などの、動脈硬化の危険因子となる病気を誘発する場合があります。さらに、ストレスを溜めていると、血液を固めやすくしたり、血栓をつくりやすくしたりします。運動不足が続いていると、中性脂肪の血液中の値が高まり、動脈硬化を予防する働きのあるHDLコレステロール値を低下させてしまいます。

動脈硬化を起こす危険因子には、生活習慣にも潜んでいます。また、砂糖についても、1日30g以上の量を摂取していると、中性脂肪を高めることになります。さらに、血管を収縮させることで、脈拍数を増加させたり、血圧を高めたりします。